Camp Reportに戻る
GO TOP
日時:2005年02月11日-02月12日
場所:西湖レイクサイドキャンプ村(山梨県南都留郡富士河口湖町西湖)
天気:時々

■ストーブ自慢キャンプ
※画像だらけのレポートにお越しいただきましてありがとうございます(^_^;


さて、この度「ストーブ自慢キャンプ」と称する集まりに行ってきました。参加予定だったメンバーが来れなくなったり、日程がずれたりと色々ありまして、結局めちゃめちゃ少人数でのキャンプと相成りました。
西湖周辺の道路脇にはまだこんもりと雪が残っていてなかなかの雪景色。キャンプ場に到着した頃には、裏山にかかる雪雲のせいで少し小雪がちらついてたり。

今回は、私もソロ装備での参加です。でも、この時期のキャンプはシュラフ2個にドラえもんのチビ毛布まで持っていくので結構荷物がかさばります。

私のサイトは、いつものヨーレイカのテントにSP社のペンタタープを組み合わせて設営してみました。ちょっと天幕がシワシワだけどなかなかいい感じの前室ができました。
ちなみに、ペンタを立ち上げるためのポールは、ペンタ専用のライトタープポール1(150cm)を後方に使用し、前方にはSP社のサブポール(アルミポール180cm/生産終了)を使用しています。

【主な装備】
  • ヨーレイカBPドーム
  • SPペンタタープ
  • SPソロテーブル“BAJA”
  • ユニフレーム焚火台テーブル
  • LOGOSウィッカーリラックスチェア(このイスは座り心地も良く、リクライニング機能があるため昼寝もできてしまいます。かなりお勧めですよ〜)
  • シングルバーナー/2(MSR Dragonfly、SP“地”)
  • ランタン/1(SP“天”)
  • 武井バーナー“パープル301A”
  • VALOR クッキングストーブ
  • イワタニガスヒーター
  • スノコ1枚


やはり2月のキャンプは寒いです。シェルターなしではやってられない・・。ということで、M2C2のじょー隊長持参のLOGOSのホエール2ルームプラスというドームテントにおじゃまさせていただくことになりました。

ホエールという名前だけあって、非常に横長の面白いドームテントです。中央はリビングに。左右の端っこにそれぞれインナーテントを吊り下げると2家族が別々に寝ることができます。じょーさんは、今回はインナーテントは使用せずにコットで寝てました。
スカートがないのでストーブを焚いてても下から風が入ってくるのでちょいと寒く感じますが、でもこれは丁度いい換気になっていいかも。


さて、今回のキャンプはストーブ自慢が目的です(^_^; このホエールドームの中には5〜6個のストーブが同時に焚かれるという世にも珍しい(息苦しい・・)光景が繰り広げられました。

まずは左の写真は武井バーナーの301を2つ並べてみた図です(^_^;
これやるとかなり暖かい(暑苦しい・・)です。さすがはパープル。





そして、ここからが楽しいですよー。

←これは石油ストーブで有名なアラジン(現ブルーフレーム)の年代モノのクッカーです。基本的にクッカーとして利用することが前提に作られているので、ストーブの周りはあまり暖かくないですが、筒状になっている上部の五徳部分からはかなりの熱量が放出されます。
そのため、鍋ややかんに水を入れて置いておくと、かなり早く沸騰します。さすがはクッカー。

燃料はもちろん灯油。着火は芯に火をつけるだけ。ブルーの炎がきれいに出る状態になるまで芯を上げ下げして調整します。


こちらは私が持参したVALORのクッキングストーブです。1960年代の古いクッカーらしいです。構造自体はこれも超シンプルで、着火はアラジンと同様に芯に火をつけるだけ。こんなの興味ない人にしたら単なるポンコツのストーブなんでしょうけど、かなりいい味出してます(^_^;


アラジンの炎はきれいに芯の周りを均等に燃焼している感じですが、バーラーの炎は、ゆら〜ゆら〜と波打つ感じに炎が揺れます。

さて、VALORのクッキングストーブは上で紹介したアラジンと同じ様な構造ですが、何が違うって、まずは下の写真を見てください。


こーんなに大きさが違います。(ピントが甘いくてスミマセン。。)このバーラーのストーブは高さが31cmしかないですからめちゃくちゃ小さい。別の型式で、アラジンとほぼ同じ大きさのもあるらしいですけど。

でも、ちょっと風に煽られるとすぐに炎が赤く・・・。閉ざされた空間で使うならいいけど、外で使うのにはちょっと向いていないようです。
でも、こんなに小さくてもしっかりとお湯を沸かすことができるから大したものです。先日、土鍋でほうとうを作ってみたら、しっかり沸騰してグツグツと煮込んでくれました。

これらの灯油クッカーを使ってみると、その便利さには唸らずにいられません。なんといっても、燃料が灯油のためランニングコストが安い。だからつけっぱなしでも気にならない。「ちょっとコーヒーが飲みたい」とか「ちょっと煮物を作ろう」というときは非常に便利。このキャンプの2日目の朝にはおでんを頂きましたが、コトコトとゆっくり煮込んだおでんは、それはそれはよく味が染み込んで美味しかったです。


次に、こちらのストーブは同じく年代モノのVALORのストーブですが、これは2筒式のストーブ。
壊れててジャンク品だったものをじょー隊長が修理して使えるようにしたものだとのこと。

前の蓋上部から熱気が出てくる暖炉のようなストーブ。構造上、ストーブの裏側はほとんど熱くならないので壁際に置いて使うことができるんだそうです。これ、私的にはかなり気に入りました。ってことで、このストーブを譲っていただいちゃいました♪ぐふふ。


ここからはランタン編です(^_^;

私自身は自慢できるようなランタンは持ってないので、色々と見せてもらったらすごく面白かったです。

左の写真の灯油ランタンはPetromax Lantern

さすがに素晴らしい輝きです。


こちらもPetromaxですが、更にハイクラスの
ゲニオールランタン(であってる?)
こちらは小型の灯油ランタンで、色がゴールドっぽくてこれまたものすごくいい感じ。

灯油ランタンは、マントルがややイエロー味を帯びててかなり味のある明かりなんだということを知りました。
いや〜、これ欲しいなー(^_^;


ということで、テント内でこんなことしてほくそえむ私たち・・・。かなりヤバイ気もしますが、道具好きが道具自慢をしよう!などという目的で集まるとこういう状況になって然りですねー。
ここには写ってないけど、実は年代モノのアラジンストーブもあったんです。

あー。楽しかった。でも、これでまた知らない世界を垣間見てしまった気がします・・・。灯油製品って味があって本当にいいです。



そんなこんなでストーブ自慢は23時頃まで続き、その後は各々就寝・・・(-_-)zzz


翌朝・・・
知ってる人は知ってると思いますが、このキャンプ場周辺では、朝6時になるとものすごく大きな音でチャイムが辺り一面鳴り響きます。お陰で自ずと早起きに・・・。しかもでっかいスピーカーを使ってるから心臓に悪いです。もうちょっと音量絞ってくれないかな・・・。


今日もいい天気ー。裏山を見ると朝日が当たってて清々しい感じ。


このキャンプ場は、富士山の頂上しか見えない場所なので、運が悪いとその頂上すら拝めません。
この日は快晴だったので、真っ白な雪に覆われた富士山の頂がひょっこり見ることができました。


日中は温泉に入ったと、スモークを作ったりストーブの手入れをしたり、焚火をしたり(燃やしすぎ・・・)リクライニングチェアの上でまったりしたりしてのんびり過ごす。私は一泊参加だったので夕方にはここを出る準備。

ストーブ2台をちゃっかり頂いて15時には撤収完了。しばし歓談した後、また会える日を楽しみにご挨拶して16時に出発。
この頃、ちょっと雲行きが怪しくなってきたような気がしたけど、それほど気にせず出発〜!

後で聞いた話では、私が帰った後、急に雪が降り始めて道路が真っ白になってしまったそうで、遅れて到着予定だった他のメンバーに連絡して急遽中止にしたとか。雪の中の撤収お疲れ様でしたー(^_^;

そんなわけで、今回はいつもと違った内容のキャンプでひじょーに面白かったです。まぁ、言い換えれば冬キャンならではのキャンプといいましょうか?
次回は何を自慢するキャンプするのかな?
Camp Reportに戻る